「今日こそは、と思ったのに朝起きるとやっぱり学校に行くの無理・・・」

っていうシチュエーション、ありませんか？

 

不登校や、いわゆる「行きしぶり」の状態を経験している方にとっては、まさに
「そうそう！そうなんだよね～」と感じるところだと思います。

 

こういう葛藤を本人が感じている反面、たいていの親はこんなふうに思っています。

「え、なんで？」
「昨日ゆっくり休んだから、もう十分じゃないの！？」
「いやいや、昨日、「明日は必ず学校行きます」って言ってたじゃない！」

 

・・・という感じですね。

 

で。

 

どうしてこういうことになってしまうのか！？
それは・・・

 

「こころが全然休まっていないから」です。

 

 

人間って疲れた時に短時間で確実に疲れを取りたい場合、一体どうすればよいのか？
と～ってもカンタンにまとめてしまうと

・たべる
・ねる

２つしか方法がありません。

 

で。ここで話が終わってしまうと
一体何のための記事なんだ！ってなりますよね。

 

そうです。
ここでもうひとつ重要なポイントがあるのです。

それは、からだの疲れよりも、こころの疲れをとるほうが大変（時間がかかる）
ということなのです。

 

つまり・・・さきほどの「短時間で」疲れをとる方法って、じつは
からだの疲れの取り方　なのですね。

 

なので、こころの疲れの場合は、通常、回復するのに時間（日数）がかかります。

不登校の場合にたとえると、

 

ごはんを食べて、夜寝たので
からだの疲れは取れている。でも、こころの疲れがぜんぜん取れていない。

 

こういう状態なのです。
そりゃあ、朝になれば、また「今日も学校行けない・・・」ってなりますよね。

 

ちょっと違う視点で説明させていただくとすると、こういう話にもなります。

 

「たべる」ことでエネルギーを外側から補充します。
「ねる」ことでエネルギーを内側から充電します。

 

もちろん、その効果はからだにもこころにも効くのですが

からだにはさほど時間をかけずに効きます。
（満腹になったり、栄養分が体に吸収されたりしますよね。睡眠していたらその分疲労は取れますし）

 

でも、こころの場合は、効果が出るのに時間がかかります。
こころは、ジワジワ効いてくるのです。

 

ビタミンがどうだとか、ミネラルがどうだとかというような
食べ物やねることそのものが効くというものではなく、

 

たべることで、満腹感を感じて、それがやがて「幸せだなあ～」という気持ちにつなっていく
ねることで、脳が休まったり、無意識のうちに嫌な記憶や気持ちをラクにするための考えかたなどを自動的に整理整頓や断捨離することで、気持ちがラクになっていく・・・。

こんな感じ。

 

そういった意味でも
食べたり、ねたりした時の効果がでる順番は

先にからだ、こころはあとからジワジワ効いてくる
になるのです。

 

なので、仮に１日、ゆっくり休んだとしても

 

からだはすっかり元気になったのかもしれませんが
こころは元気には・・・・・なりきれていない可能性がとても高いのです。

 

だからこそ・・・
カウンセリングをしっかりと受けて

 

気持ちを吐き出したり、カウンセラーに共感してもらったり、こころがスッキリするワーク（心理療法）をやったりすることで
こころの疲れをしっかりと取って、

 

さらに、継続してカウンセリングを受けたり、毎日ちょっとずつやっていく課題を通して「こころの疲れを取りやすくする方法」や
「疲れにくいこころを育てていく方法」も身につけていきましょう！

＜今日のポイント＞

こころの疲れはスグには取れません。
でも、カウンセリングを受けることで、早く回復できるようになります！