いわゆる「毒親」と分かり合うためには
一体どうしたらいいのでしょうか。

 

 

毒親といえども親だから・・・
きっと、話せば分かってくれる。

 

 

こういうふうに思いますよね。
（こう思いたい、という場合もあると思います）

 

 

しかし、残念ながら
「分かり合う」ということはあり得ないのです。

 

 

この「分かり合うことはあり得ない」事実を
受け入れることによって

 

 

毒親との関係で
あなたが抱えている生きづらさから
解放されるのです。

 

 

どうしてかといいますと
あなたと親はそれぞれ「別の人間」だからです。

 

 

いやいや、そうはいっても「親子」だから・・・
親なんだから、子どもの気持ちを分かるべき！
ちょっとぐらいは償ってもらわないと・・・。

 

 

そういうふうな思いが出てくる場合も
あると思います。

 

 

だからこそ、親に対しての
「期待」が生じてしまって

 

 

その「期待」によって、いつか
裏切られたと感じて

 

 

「やっぱり毒親だ・・・」と
結論が出てしまいます。

 

 

このままだと
どこにも救いがないですよね。

 

だからこそ、まずは

 

 

「そもそも、分かり合えるはずがない」
この事実を受け入れる必要があるのです。

 

 

わたしたちは、ついつい
親とかパートナーとか子どもとかの
いわゆる「身内」に対して

 

 

「家族なんだから」とか
「特別な関係なんだから」とか
そういった理由をつけて

 

 

「分かり合うべきだ」とか
「心が通じ合っていて当然だ」とか
思ってしまいます。

 

 

ですが、もしこれが
全くの赤の他人だったとしたらどうでしょう。

 

 

たぶん、ここまで強く
「分かり合うべきだ」とは
思わないはずです。

 

 

だって、「他人」だから。

 

 

赤の他人が相手だとしたら
「そもそも、分かり合えるはずがない」
ということは、比較的受け入れやすいと思います。

 

 

それと同じように
たとえ親であろうとも
あなたとは違う、別の人間であるということ。

 

 

たったこれだけの事実を受け入れるだけで
あなたが毒親に対して抱いていた
「分かり合えるはず」という誤解が解けて

 

 

その結果、あなたの期待や怒り、悲しみといった
生きづらさの要因になっている感情を
手放していくことができるようになるのです。